写真集『惑わせるもの When a meteorite crushed』
「惑わせるもの When a meteorite crushed」は、ある場所や人に突如としてもたらされる石と、それが人に及ぼす影響についてをテーマに制作された、写真及びテキスト作品。作品は長野県飯田市山中で撮影された御池山隕石クレーター遺跡の記録や、知人や公募によって収集したさまざまな尿管結石の写真などから構成され、また結石についてのインタビューや短い戯曲を収録したハンドアウトが写真集に付随します。人にとっての招かれざる石という結石と隕石のアナロジーから出発した本作は、山中に残るクレーター遺跡のリサーチや、結石患者へのインタビューなどの具体的な取材からその経験を私たちにとって卑近なものとするつながりが発見されます。
また、付録の冊子(Book2)では、インディペンデントキュレーター・長谷川新による展評「惑星探訪」、作者の湯田による御池山隕石クレーター発見者坂本正夫氏への取材を通じたレポート「隕石のファントムを描く——御池山隕石クレーターの発見の軌跡から——」、個展時に行われたアーティスト・小宮りさ麻吏奈との対談アーカイブが収録されています。
【Book1】
写真集『惑わせるもの when a meteorite crushed』
【Handout】
写真集『惑わせるもの when a meteorite crushed』に付随するテキスト小冊子
【Book2】
●展評「惑星探訪」文・長谷川新(インディペンデントキュレーター)
●レポート「隕石のファントムを描く——御池山隕石クレーターとその発見の軌跡から——」文・湯田冴
※こちらの文章はWebサイトに全文を公開しています。https://saeyuda.com/meteorite/
●対談アーカイブ・小宮りさ麻吏奈(アーティスト)×湯田冴
写真:湯田冴
編集・デザイン:湯田冴
印刷・製本:株式会社イニュニック
Size: H252mm × W227mm
Page(book1):24p
Page(book2):28p
Page(handout):4p